【後編】キュービックが支社展開した「福岡市」ってどんなとこ?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
福岡市

前編より、キュービックがこの度支社を立ち上げた福岡市の魅力についてお送りしていますが、なんとこの福岡市。観光もさることながら、ベンチャー志向の若者が働くにもってこいの地なのだとか。

開業率は7%。21大都市中(政令市と東京23区)3年連続1位という誇らしい実績。さらに、全体の起業者数を占める若者(25〜34歳)の割合も19.5%と堂々の1位です!!

しかし一体なぜ、若者の起業率がこれほどまでに高まっているのでしょうか?どうして東京ではなく、福岡なのでしょうか?

なぜ「福岡市」はスタートアップの都市になり得たのか?

福岡市での若者の起業率が勢いを増している理由。その秘密は、地方創生に向けた、行政の本格的な取り組みにありそうです。

1. 行政がベンチャー誘致に(めちゃくちゃ)積極的

福岡市の高島宗一郎市長

なんと言っても一番は、福岡市がベンチャー企業の誘致に非常に積極的且つ前向きであることが、起業率の高さの理由として挙げられます。

2012年、福岡市の高島宗一郎市長は「福岡をアジアのリーダー都市へ」と、福岡市のスタートアップ宣言を行いました。

その後の具体的な支援対策として、地元企業の経営者による「福岡市創業者応援団」というネットワークの結成、スタートアップカフェの設立、法人市民税の法人税割を全額免除するスタートアップ法人減税の導入、創業時の融資制度の見直しなど、起業を考える人々に向けた手厚い策を次々に講じています。

2. 外国人を支援するスタートアップビザ制度を実施

こうしたスタートアップ支援は国内だけに留まらず、外国人の創業活動を支援する国内初の制度「スタートアップビザ」を2017年12月9日より開始しました。

通常、外国人労働者が日本で起業をするとなると、「経営・管理」の在留資格が必要となります。

また、常勤2名以上の雇用もしくは資本金500万円以上が必要となるため、これらの条件を満たしていない場合、外国人が日本でビジネスを行うことは難しいとされていました。

しかし、このスタートアップビザ制度により、それらの条件が揃っていなくても在留資格を得られ、日本でビジネスを行えるのです。

スタートアップビザ取得の流れとしては、まず事業計画書を福岡市に提出。今後6ヶ月間その条件を満たす見込みがあると判断されると、入国管理局から6ヶ月間の「経営・管理」の在留資格が認められ、創業活動開始へ。と、こんなかんじ。

しかし、ここで「はい、おしまい!」というわけではなく、そのさらに6ヶ月後にも在留資格を得られるよう、スタートアップカフェでの創業支援にも力を入れています。

スタートアップビザ制度のより詳しい情報ついては、福岡市役所のホームページをご覧ください!

3. スタートアップカフェでの手厚い支援活動

シェアオフィス

福岡市での起業率が高い理由は、上でも触れた「スタートアップカフェ(STARTUP CAFE)」の存在が挙げられます。

2014年福岡市天神に、「スタートアップカフェ(STARTUP CAFE)」が設立されました。しかも、開設からわずか3ヶ月で、200名以上にものぼる相談者が来場し、なんでも市役所に集まる年間相談件数を抜いたんだとか。

2014年の開設以来、おおよそ50社以上もの企業が「スタートアップカフェ(STARTUP CAFE)」から創業に至っているのだそう。

これほど高い起業率を叩き出すポイントは、カフェの運用方法にあります。

こちらのカフェでは、スタートアップカフェコンシェルジュをはじめ、行政書士、税理士などの専門家が常駐!起業に向けてのアドバイスなどしっかり得ることができます。

また、カフェ内には雇用労働相談センター(FECC)が併設されています。ここには弁護士が常駐しており、雇用に関する相談・助言を受けられます。

そのうえカフェの運営費用は福岡市が負担しているため、相談は無料なのです。

こうした、相談者と親身になって向き合い、本格的な事業化に向けて導いてくれる専門家の存在は、起業を目指す人にとっては非常に心強いもの。

常駐する専門家たちへビジネスアイデアを気軽に相談しながら、事業化に向けての具体策を打ち出してはやってみる。このPDCAを繰返す結果、若者の起業率がぐんぐんと高まるというわけ。

ちなみに、カフェでは福岡市の起業支援団体やスタートアップを支援する起業家を招いてのイベントや交流会を定期的に開催しています。予約不要、しかも無料で誰でも気軽に参加可能。

こうした交流の場もビジネスアイディアが生まれるきっかけになっていいですよね。

興味のある方はSTARTUP CAFEのHPをぜひチェックしてみてください!

4. ランニングコストが安い

pixta_28531279_M

福岡市は、東京23区内や大阪、名古屋、静岡、京都、兵庫などのその他の政令指定都市に比べて、家賃が非常に安いということをご存じですか?

例えば、東京23区内でオフィス賃料の1坪あたりの平均が17,109円であるのに対し、福岡市の場合は9,197円と、4割近い安い価格でオフィスを借りることができるのです。

さらに、東京都心(渋谷区)でワンルーム・1K・1DKいずれかの物件を借りた場合の家賃相場は114,000円となります。

しかし、福岡市天神の市街地の物件価格を調べてみると、58,300円と半額!

しかも、東京都心よりも条件の良い部屋を借りることができ、生活コストを格段におさえられるのです。

福岡市では、起業予定者または起業5年未満の事業者に向けて、低額で利用できるインキュベートオフィスの支援サービスも行っています。

膨大な資金がかかる起業において、こうしたランニングコストをおさえられることも、若者の企業率が高い理由だと言えるでしょう。

5. 福岡県出身の有名起業家の存在

福岡市

現在活躍している起業家の多くが福岡県出身であることも、若者の起業率を押し上げる理由のひとつのようです。

ご存じの方も多いかと思いますが、ソフトバンク株式会社のCEO孫正義さん、ホリエモンの愛称で親しまれる堀江貴文さん、GMOペパボ株式会社の創業者である家入一真さんなどなど、福岡は数々の名だたる起業家たちを世に送り出しているんです!

若者世代の人口増加率No.1を誇る福岡市は、人材発掘を狙う企業にとっても、起業を目指す若者にとっても、身近な成功者の存在が原動力となっているのかもしれませんね。

〜他にもこんな取り組みがある!〜

地方創生に向けた動きが活発化している福岡市では、上記で紹介した以外にも様々な取り組みを行っています。

例えば、地元の自治体と企業が連携した長期インターンシップの受け入れや、グローバル人材を輩出するスタートアップ留学支援(日本人大学生留学奨学金)などにも力を入れています。

このスタートアップ留学支援は、クローバル人材を育成し、学生が海外で得た経験を就職や起業に活かしてもらうことを目的として、2014年に開始されました。

帰国後には、就活へ向けたカウンセリングや相談、福岡市での起業に向けたサポートつき。海外で得た知見や知識をその場限りのもので終わらせず、今後のビジネスにつなげるところまでしっかり面倒をみてくれるのです。

すごいぞ福岡市!こんなイベントも開催中

明星和楽

このとおり「スタートアップ」「ベンチャー」「IT」というキーワードで盛り上がりをみせる福岡ですが、その勢いは開催イベントの様子からも伺えます。

その象徴とも言えるイベントが「明星和楽」。「明星和楽」は毎年福岡市で開催されていて、来場者数はなんと3万人と。

一体どんなイベントなの?ということで今回は、「明星和楽」の企画、運営を行う株式会社サイノウの松口健司さんにお話を聞いてみました!

kato
はじめまして、キュービック福岡支社インターン生の加藤です。本日はよろしくお願いします!

matsuguchi
はい、よろしくお願いします。

kato
それでは早速ですが、「明星和楽」はどういったイベントなんですか?

matsuguchi
「明星和楽」は、クリエイティブとテクノロジーを掛け合わせた新感覚のイベントです。

kato
へぇ!クリエイティブとテクノロジーですか?

matsuguchi
そうです。ところで加藤さんは、アメリカ・テキサス州で行われている「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」というイベントをご存じですか?

kato
はい!行ったことはないのですが、確か毎年数百名ものアーティストが参加している大規模なイベントですよね?

明星和楽

matsuguchi

そうですそうです!実はこの「明星和楽」は、「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」をモデルにしているんですよ。加藤さんもご存じの通り今福岡市は、ベンチャーやスタートアップ企業が非常に活躍しています。そこで我々も、その勢いをより加速させることがしたいなあと。クリエイターとテクノロジーを融合させて感性を刺激される場を作りたいと考え、2011年に初めて「明星和楽」を開催しました。

kato
そうなんですね!それから毎年開催されているんですか??

matsuguchi
はい、2011年以降、毎年開催しています。おかげさまで、現在はスタートアップの祭典として来場者3万人以上を動員しています。

kato
3万人!それはすごいですね!3万人が注目するイベントの内容がますます気になります!!

matsuguchi

その年ごとにテーマがあって、イベントの内容は毎年違うんですよ。例えば、昨年2016年は“新種”というテーマで開催し、孫泰蔵さんをお招きし、講義を行っていただきました。それから、会場内には最先端テクノロジーを体験できるブースの設置やミニライブを開催したんですが、来場者のみなさんとても楽しんでくださって。大変盛り上がりましたね。「明星和楽」では、カオスから生まれた化学反応を楽しめて、福岡市が「スタートアップ都市」たるゆえんを実感していただけると思います。

kato
ベンチャー誘致に力を入れている福岡市ならではのイベントですね!本当に面白そう!今年は、私もぜひ参加させていただこうと思います!本日はお忙しいなか、貴重なお話ありがとうございました!

スタートアップ都市としてのさらなる発展に期待!

福岡市

ここまで、ビジネスの場として年々注目を高めている福岡市の魅力についてお話をしてきました。

福岡の魅力は、美味しいグルメや住みやすさのみならず。若者や起業家やベンチャー企業を惹きつける、福岡市の人気の背景には、国や行政の企業誘致に非常に積極的な姿勢がありました。

福岡市がアジアのシリコンバレーと呼ばれる日もそう遠くはないのかも!?

ベンチャー誘致やビジネス活性化に積極的なここ福岡市で、キュービックはさらに組織を強化し、飛躍を遂げてまいります!!

注目度が高まる福岡で働けることを誇りに思い、今後とも精進してまいります!

キュービックでは新しいメンバー(社員・インターン)を募集中!

採用エントリーはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る